Yさんと一緒に2階に上がると「エアロハスの件なんですが・・・」とのこと。またエアロハスです。

Y(設計):エアロハスに関連して天井を下げた部分ですが、この通り梁の中を問題なく通せています。
ユ:はい、知ってますよ。これを施工していた時にここで見ていたので。業者の人がこのダイオウイカとかなりの格闘をしてましたけどチャンバー付近以外は納まりました。天井を下げる必要があると聞いているのでこれ以外何か設置するものだと思っていましたが違うんですか?
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Y:これはこれで終わりです・・・。おっしゃる通りチャンバー周り以外は納まっているので、結果としてそこ以外は天井を下げなくて良くなりそうです。基本的には良いことなのですが、デザインを含めてどうするかのご相談です。
ユ:天井を下げなくて良いなら下げないでくださいと言いたいところですけど、扉の高さを下り天井に合わせているのでそこも合わせて考えないとデザインがおかしくなりますね(下図下り天井奥の扉)。こちらの扉はオーダーで高さを下げてますが今から高さを変えられますか?
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O(インテリアコーディネーター):既にオーダーしてしまっているので申し訳ないですがキャンセルはできません。
ユ:ダクトが通らないので下げなきゃならないと聞いていたのにそれが違っていて、元に戻そうとするのもダメ(追加でコストがかかる)というのは納得はいかないが、逆に何かいい方法は無いんですか?
(営業):後で下げなきゃいけないとなると問題が大きいので可能性がある場合には事前に説明させていただいています。ここまできれいに納まっているのは若干想定外ではありますが・・・。
Y:ここの扉っていくらぐらいでしたっけ?
ユ:ベリティスで1つ7万くらいだったような。
O:それくらいです。
Y:Gさん、そこは金額何とかならないの?
G:なりませんよ。なるのであれば最初からやってます。
ユ:例によってエアロハスの影響なのでそこをしかるべきところに説明してオーダーを変えられないんですか?扉を作っているのはエコソリューションズ社でホームズはそこの所管じゃないの?
Y:話を大きくして事業部などに相談すると250mm下げる前提で諸々計算し、着工承認をもらっているので250mm下げたままで施工するよう言われる気がします。
G:あくまで施工現場での工夫としたほうがいいと思います(皆もう事業部とは話をしたくなさそうです)。

〜担当間で何とかならないのかと言い合っているので混沌としていますが、この問題が更にややこしいのはLDK側だけではなく、間仕切壁の反対側の天井も一部下げなければならないところです(下図子供部屋:写真左側の天井を下げています)〜
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Y:子供部屋の方も梁の間に収まっているんですよね・・・。
ユ:じゃあこっちも下げなくていいんですね?
Y:はい。ここを通ったダクトを使ってLDK側に一つ噴出し口を天井に対して水平に設置しているのでそこを工夫する必要はありますが、普通に天井から垂直に噴出し口を付ければいいと思います。
Y:Aさん、子ども部屋の天井はどれくらいまで上げられますか?
A(現場監督):ええっ、そんなこといきなり言われても分んないよ・・・

~また混沌としてきましたがここで親方が会話に入ってきました~

親:子供部屋の天井高は今測ってみたところ下げないで済むか、殆ど下げる必要がないくらいのレベルで施工できそう。なので子供部屋は基本天井を下げない。仮に3cmくらい下げる必要があれば中途半端に段差をつけるのではなく部屋全体を3cmくらい下げるのでどうだろうか?どちらにしても250cmくらいの高さは確保できる。
ユ:それは良いかもしれない。LDKと子供部屋は扉で仕切られた違う空間なので天井高は多少変わっても良いです。また子供部屋から見ると扉の上に20~25cm壁が垂れているように見えるでしょうが、部屋の幅から考えて遠くからは見渡せないのでそんなに変でもないかな。
Y:LDKはどうしましょうか?
ユ:下げた部分は木目でデザインを変えているのでこれはこのままにしましょう。この25cmの空間に何か利用価値があればもっと良いですが、特に利用価値が無くてもデザインということで良いです。

上棟式後なので疲れていたこともありますが、できると言っていたことができなくなったわけではないですし、そのまま黙って施工せずにきちんと状況を説明・相談してきたことは是としてこの対応で手を打ちました。最後何か変更したければ現場で親方と相談して決めることもできますので。