通常追加工事にかかる値引きはゼロだが特別に値引きしてあげるという話です。上司とも相談の上とあるので正式な提案という位置づけです。飲める条件ではないですが、さてどうしたものか・・・。
あまり細々した交渉をしても効率が悪いと思われたため、Gさんには「契約の前と後で値引きに対するスタンスが異なるというアンフェアな正式提案なので残念ですが今回の契約は白紙としてください。測量や地盤調査など事前に承認したコストは無論支払いますから手付金の精算をお願いします。」とメールで伝えました。

実際白紙にして他のメーカーにあたってみるのもそれはそれで面白そうと思いましたが、この段階でこの契約をハウスメーカー側から蹴飛ばす(この値引き率を主張し通す)ということはないだろうというというのが私の読みでした。

いつもは比較的のんびりしているGさんからはすぐに返答があり、「今週日曜日に所長も交えて何ができて何ができないか話をさせてもらえないか。」とのことでした。

契約前後で値引きのスタンスを変えるというのはこの業界ではありうるのでしょうし、交渉というものに当方も普段の業務で慣れてしまっているので感情的に対処することもなく以下の回答をしました。

「では日曜日に展示場に行きます。呼び出すいうことはGさんに何か腹案があるんですかね。必要であれば土曜日に入れている内装の打ち合わせは予定通り行ってもいいですよ。無駄になる可能性もありますが一日位であれば構いません。」

Gさんからは「残念ながら腹案はありませんが、打ち合わせを継続させてもらえるのであれば有難い」(この期に及んでいつものGさんです)との返信があり、前日の土曜日は普通に打ち合わせを行いました。Gさんも打ち合わせの冒頭は参加していましたが、社内の様子を聞いたところ「有り体に申し上げると所長からは『何でこの段階でこういうことになるんだ。事前にしっかり説明していなかったのか!』と叱責を受けております」とのこと。

私からは「『契約した後は値引きしませんよ』としっかり説明したら最終段階前に契約してくれる客なんて一人もいないのでそこを叱責されても仕方ないのでは。釣った魚に餌をやらない的な会社の方針がおかしいのであって、そこは特段Gさんが悪いんじゃないでしょ。」と励まして(?)おきました。契約前の見積もりの際も伝えましたがお互い命を取られるわけではありませんので。