2週間ほど経って外構の再見積もりが出され、結局コストが45万円ほど下がっていました。従い、こちらのプランを基本としてさらに詳細を詰めていくことにしました。基本プランが固まったことから今後の論点は外構の照明関係になるものと思っていた3月上旬、設計のYさんから思わぬ話がありました。
Y)現在建築確認申請についてERIとやりとりをしていますが、南側のフェンス・塀はもちろん、隅切り及び東側の塀も壁面後退を考慮する必要が出てきました
ユ)南側は後退緩和を使っているのでフェンスを透過性のあるものにするのはわかりますが、隅切りや東側は後退緩和を使っていないのでその必要はないでしょう。そもそも隅切りは斜めにカットしているので道路の反対面に対して自動的に随分後退してますよね
Y)今言われているのは南側・隅切り・東側を一体として後退緩和をみているので東側の後退がゼロなら南側も後退が無いものとして扱われる可能性があるとのことです
ユ)そんな変な解釈はないでしょう。それだと例えば南北道路の場合でも南で後退緩和を使えば北も道路幅に関わらず同じく後退させる必要があるということですか?
Y)そういうことになります。特に今回は角地で両面の道路はつながっていますので

ユ)そんな非合理的な解釈をするなら外構は建築確認後の後施工にします。まじめに法令順守を考えるのがバカバカしいので。後施工で外構をやっている例はいくらでもあるし、現実的に都内の住宅地にあるカーポートは殆どそうでしょう。Yさんに対して怒っているわけでは全くないですが、役所もしくはERIの解釈がおかしいと思いますよ
Y)私も変な解釈だとは思いますが現状そう言われています。後施工については弊社でも近年法令順守が厳しく「はいそうですか」という訳にもいきません
ユ)後施工がしたいのではなくて守らせるルールの解釈が明らかにおかしいのでそういう対応をせざるを得ないという話です。無論ルールの解釈が合理的であれば従うのでERIにはもう一度そこを正してください

前回も掲載した以下のパース図ですが、今回の解釈に従えばまず左端近くにある道路に対して垂直な塀は30cm以上短くする必要があります。また、左端のフェンスは開放性が高いフェンスに変える必要もあります。さらに玄関前のポイントルーフも屋根があることからこちらも建物に30cm以上近づけて設置する必要が出てきます。
ただ、ポイントルーフを30cm以上奥にずらすと玄関扉とのクリアランスが狭くなるので単純にはずらせません。つまり外構の配置全体を再考しなければなりません。
外構アイディア

先日の地鎮祭にYさんも参加しましたが、その際の報告では「東側の壁面後退はこちら側の解釈で問題ない」とのこと。ただ隅切りのフェンスは開放性のあるものとする必要があるようです。隅切りはそもそも後退しているのでイマイチ納得できない解釈ですが、大幅な見直しは避けられてよかったと思います。

Yさんと言えば後退緩和と全く関係ない話ですが、地鎮祭の鍬入れの儀で設計者が鎌で草を刈る所作をする場面があり、Yさんが担当しました。以前書いた通り普段は物静かな関西人のYさんがいつものように小さなアクション・小声でお勤めを果たすのかと思いきや、いきなり「えい!えい!えい!」とかなり大きな声で鎌をふるっており、その意外な姿に厳かな儀式の中で笑いをこらえるのが大変でした。

結局パナソニックホームズは外構でいくら上乗せしてたか引っ張るだけ引っ張って全く言わないじゃないかですって?そうですね、まあ2割くらい上乗せしてますね。

※本日から社名がパナホームからパナソニックホームズに変更されたことにより当サイトでも今日以降の投稿はパナソニックホームズとします。