選択肢として柱状改良とRES-Pが示されましたが、コストを含めてパナホームが推してきたのはRES-Pでしたした。以下主なやりとりです。

G)今回基礎の範囲が100平米ほどありますので柱状改良で200万円、RES-Pで165万円です
G)柱状改良は直径600mmの柱を深さ5.5mまで57本設置します。RES-Pは直径48.6mm、長さ7mのパイプ220本を地中に刺していきます

ユ)戸建住宅を建てるくらいの狭い範囲にパイプを220本差し込むって何だか常軌を逸してないですか?工事の音も凄そうだし。あと、RES-Pの計算根拠を見ましたが、結局必要な耐力はどの地点を見ても5mの長さがあれば確保できる計算になっているので少なくとも7mのパイプではなく5mで済むのでは?

G)本数は計算上求められるので減らせないようです。工事も細い径のパイプを刺していくだけなのでそんなに大きな騒音が出るものではないとのことです。パイプの必要な長さは設計のYを通じて確認します

ユ)工事する側からすれば余裕率をみてるんでしょうけど、その余裕は結局客側のコストで賄われるので過剰なのは要りません。この計算だとまず必要耐力で余裕を見ており、更にパイプの長さでも余裕を見ているので過剰な気がします

(計算式の詳細を見ていないようなので式を見せて私から説明)

G)まあ、確かにこれを見ると5mでも大丈夫なように見えますね・・・(典型的なGさん反応です)

ユ)何れにしても契約時の見積もりで全く改良費を見ていなかったし、結局皆最初から認識していた地下駐車場を撤去した部分が要改良ということで互いに少し算段が甘かったですね。地盤改良の施工会社との金額交渉もお願いします

後日Yさんから回答があり、スウェーデン式サウンディング試験の5箇所においては理論上5mで大丈夫だが、他の場所は不明であることから他事例を勘案して7mとしているとの回答でした。また、費用については後日の間取り変更で必要本数が250本まで増えましたが、そのままのコストでやってもらう事になりました。

なお、気になっていた再度更地にする際のコストですが100万円程度とのことです。パイプが錆びて簡単に抜けなくならないかも確認しましたが「確かに地中には水分があるものの、酸素が無いため錆びない」とのこと。ホントかな?

地盤改良は目に見えた部分で性能や利便性が上がるわけでもなく、あるかどうかわからない万が一のためなので、はっきり言ってコストと満足度が全く天秤にかけられない性質のものですが、少なくともパナホームに限らず現状はどのメーカーも過剰スペックの様な気がします。少し前までは戸建では必要としていなかったと思いますし、それで大問題が続発したという話も聞いたことが無いです。