前回のエアロハスのためのガラスの間仕切りの話で順番が前後してしまいましたが、契約時の見積もり段階ではコスト削減のため一旦やめていた吹き抜けを規模を縮小して復活させました。

一旦は外していたもののやはり戸建ての醍醐味は吹き抜けが比較的容易に作れることかと思い復活させることにしました。戸建てのその他の醍醐味としてはトイレやバスルームの窓などがあると思いますが、これらはちっちゃい話ですのでやはり吹き抜けかと。

Gさんに「やはり吹き抜けを復活させる」と伝えた際は「ええーっ」という感じでした。おそらくまた面倒なコスト交渉が発生すると悟ったのだと思います。

契約前の最初のプランでは、リビングの大きな部分を吹き抜けにして3階サブリビングへ上がる階段をストレートのスケルトン階段とする堂々たる「おしゃれ吹き抜け」としていましたが、今回はコスト増の程度が分かっていることから1階から2階へのコの字階段の上に同じくコの字を重ねて普通の階段としました。また、面積も最初のプランは10畳以上でしたが新しいプランでは約8畳にしています。

その他の留意点としては、部屋の上に「穴ぼこ」が空いているように見えるケースもあるのでGさん、Yさんと相談しながら配置を検討しました。吹き抜けに窓が無い場合や下の部屋の壁からストレートに吹き抜けが伸びていないと文字通り穴ぼこ型(凸←横から見るとこんな形)になることから、吹き抜けの壁をLDK北側の壁からストレートに上に伸びる壁とし、窓も縦の小さな窓ながら5つ配置しました。

吹き抜けを復活させることによるデザインやコスト以外の重要な論点としては梁(強度)です。LDK隣の部屋を合わせて40畳以上の無柱空間となっているので、さすがに当初は吹き抜けには2〜3本梁が出ると言われていました。
8畳しかない狭い吹き抜けに多くの梁が出るのは避けたかったことから色々思案しましたが、3階の間取りをできるだけ真四角に近づけた(下図参照)ところ梁を1本だけにできました。

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 ↓納戸を追加

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拙宅の場合は納戸を増やして真四角に近づけたのですが、上の階の床面積を増やして梁を減らした事になります。上の階の重量は増えたはずですので何だか変な感じがしますが、「ユニット」という考え方で四角形を上手く作れれば強度が増して梁を減らせるそうです。

元々納戸を増やしたのは梁の問題は関係なく納戸がもう一つ欲しかっただけなのですが、私が納戸を加えて打ち合わせに持参した間取りを見てYさんが閃いたようで、コンピュータでシミュレーションすることなく「これでおそらく大丈夫」とその場で話していました。さすがエキスパートデザイナーです。

ちなみに8畳の吹き抜けと2畳半程度の納戸の追加コストは200万円程度でした。吹き抜けは壁が増えるだけなので単純な坪単価ベースでのコスト増にはならないようです。