内装や設備の打ち合わせと並行して構造や間取りを詰めるためGさんから設計担当者を紹介されました。物静かな関西人のY氏、一級建築士です。社内でエキスパートデザイナーとして認定されています(パナホームのサイトにも載っています)。このYさんとは斜線規制や吹き抜け、エアロハス問題等で一緒にすったもんだすることになります。

契約前まで土地の高さ測量が終わっていなかったため、(一種低層ですので絶対高さは10mですが)実際のところ家のどの部分でどの程度の高さまでの建物が許されるか、もっと言えば希望の高さ、形の建物を建てるために土地のどこに建物を配置する必要があるのか正確には分かっていませんでした。

結果としてYさんとは9月から1月まで詳細設計をほぼ毎週話を詰めていくことになりますが主な論点は下記のポイントでした。

1.道路斜線と北側斜線(高度斜線及び日影規制)から建物のボリュームと高さ、配置をどうするか
2.エアロハスの仕様に対応した間取り見直し←特にこれ
3.外観デザインの詳細

エアロハスの話は別の機会にしたいと思いますが、斜線規制にはかなり苦しみました。拙宅は建ぺい率50%(角地なので60%に緩和)、容積率150%の地域にありますが、正直高度斜線や日影規制の下ではどんなに頑張っても容積率は150%も使えないです(広い北道路でない限り総3階建ては建たない)。

話は変わりますが、今年から世田谷区の一種低層地域でも民泊が曜日限定で解禁されますが、それならこの厳しい高度斜線や日影規制も見直してもらいたいですね。これらの規制は住居専用地域として互いの住環境を尊重する観点から土地の利用・開発を制限するものですので、このエリアの土地を商用で利用するなら全く話が違うよという感じです。理論上民泊をやっている建物の日照権は商業地域並みでいいと思います(現実的には切り分けられませんが)。

家の設計に話を戻します。建物の配置を考える時は誰でもそうだと思いますが、できるだけ建物を北に寄せたいものです(南側に庭を確保するため)。但し、高さが5mを超える部分は規制により北から壁を離す必要があります。一種高度地区ですので具体的には5mを超える高さ60cmあたり1m北側の敷地境界線から壁を離さなければなりません。

パナホームの場合は陸屋根でパラペットを含むと2階の高さが6.5mくらいになります。同じく3階階高は9.3m程です。2階をそのままの形で入れようと思うと高さが5mを超える部分が1.5mありますので、北側の壁面を2.5m(1.5÷0.6)敷地境界線から離す必要があります。3階はもっと厳しかったことから結局3階北側を母屋下がり(天井の一部を斜めにカットする)としました。

当たり前ですが、建物の配置を北から離すと南側が苦しくなります。拙宅は南北方向に一番狭いところで幅が約15mの土地ですが、建物が袖壁を含めて12m程ありますので北側を2.5m開けると南側の空地は最も短い場所で50cm程しかなくなり、殆ど南側には庭が無いことになります・・・。
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