これまでお話ししてきた通り、今回は他社の話は全く聞きませんでした(いわゆる相対交渉)。通常は複数のハウスメーカーから相見積もりを取って仕様や値段を比較しながら気に入ったメーカーを決めるのだと思いますが、私は以下の理由からパナホームとの相対交渉としました。

1.間取りの自由さ

当初ツーバイと鉄骨でどちらにしようか考えましたが、ツーバイは断熱性能が出しやすい一方、壁量の制約で大きな空間を作るのが相対的に難しく、1.LDKを30畳以上取りたかったこと、2.東南角地のため開口を大きく取りたかったことから鉄骨としました。
なお、拙宅は2階リビングですが、2階のLDK及びその隣の部屋合計40畳以上の間に柱が無い空間となっています(LDKと隣の部屋の間は間仕切り壁のみ)。また、柱が少ないことから南及び東南の外壁部には3m程の幅のハイサッシを複数枚入れていますので開放感も保てています。最初の提案時にも書きましたが、耐震性を確保しつつ広い柱無空間を実現できる現代の建築技術は凄いものがあります。ただ、パナホーム以外でも鉄骨構造は同じようなものなのだと思います。

2.コストパフォーマンス

値段については木造で良いものを作ろうと思えば自然と価格が高くなると思います。積水ハウスのシャーウッド、ダイワハウスのグランウッド、三井ホーム、三菱地所ホーム等木造で立派なものはかなり高いと理解しています。ネットの情報からパナホームは上記のハウスメーカーに比べて坪単価で10万円程度安そうだったというところもあります。同じ間取りと設備で積水ハウスやベーベルハウスでどの程度の値段だったのかは一度見てみたかった気もします。

3.外壁タイル

鉄骨メーカーの多くが気泡コンクリートなどを使ったパネルであり、コーキング(シーリング)があります。コーキングは痩せますし、気泡コンクリートは美観を維持しようとすると壁面の掃除が必要です。キラテックは光触媒ですのでこのあたりのメンテナンスが楽なのではと期待しました。タイルが外壁下地を跨いでいたり接着剤で貼っているのは不安要素ではありますが、ネット上で接着剤が剥がれたという書き込みも見なかったことからそこのリスクは飲み込んだ感じです。

4.外観デザインや間取り

ネットで見たビューノ3sのデザインや間取りが女性目線で洗練されていると思いました(家に一番長時間いるのは妻ですので)。実際には今まで書いてきた通りパナホームの外観デザイン提案はあまりセンスを感じません。各社から実例がネットで出ていますが、積水ハウスやへーベルハウスの方がデザインセンスを感じる建物が多い気がします。間取りに至っては提案もない感じです。ここはかなり見込み違いでした。

5.親会社が建材を作っている

親会社のパナソニックが多くの建材を作っているので値段を含めて無理がきくのではないかと期待しました。実際はどうなのか不明ですが、定価の6割台(全体値引きを含めれば5割台のものもあると思います)で各設備が調達できているのでまあ悪くはないかと。但し、パナソニックのショールームとパナホームの連携はそれほど良くありません。パナソニックのショールームでも「パナホームさん」と呼んでいるくらい他人行儀です。また、いろいろな部材が「パナホームxxx」という感じで用意されています。例えば以前お話ししたパナホームトイレもそうですが、デザインを含めてあまり良くありません。従って同じ機能でデザインの良い商品をパナソニックの部材として見積もりを取ると随分高いという場面に多く出くわしています。

価格交渉戦略において相見積もりを取らないことは上記と全く違う観点ですが、それはまた次回お話ししたいと思います。