エアロハスは買いか?難しい質問です。結論としては私は導入しようとしているので「買い」ということになります。但し、私は新しい物好きの性格なのでそこは割り引いて考える必要があります。

エアロハスの特徴ですが、詳しくはパナホームのサイトにあるのでそちらを見ていただくとして、最初の打ち合わせでGさんから聞かされた説明を書いておきます。

1. システムの導入コストは約250万円。当然エアコンは不要で換気システムは共通。拙宅のケースでは導入によるコスト増は100万円強。

2. 電気代が従来の全館空調の半分程度とのパナソニック試算(全室エアコンの間欠運転と同程度)。モデルケースでは通常の全館空調が12.8万円/年、エアロハスが5.6万円/年。

3. 各居室に温度センサーが付いており、それぞれの居室ごとに温度の微調整が可能(確か三菱地所ホームのエアロテックもそうだったかと)

4. 3階には対応しておらず、3階居室は個別空調を入れる必要がある。従い、拙宅では「全館」空調ではない。

5. 悩ましいところが床暖房をどうするか。Gさんの説明だと「床暖房を入れるとエアロハスによる暖房効果を助けるため無駄ではない」とのこと。曖昧なので「結局エアロハスを導入した場合、床暖はいるのかいらないのかどっちなの?」と単刀直入に聞いたところ、「社内でも同じような質問が出ており、先日役員が『結局どっちなんだ!』と担当者に聞いていた。担当者は『必要ありません』と答えていた。」とのGさん談。

ちなみにこの役員は3階に対応していないこともご不満とのことで「エアロハスが無理なら他のメーカーのものでも良いので3階対応のものを探して来い。」と話していたそうです。グループとしては微妙なんでしょうが頼もしい発想なので頑張って欲しいですね。


エアロハスは発売後間もないため全国的に実例もほぼ無く、先月ようやく一棟実例を見学させてもらえました。この方も私もまさに人柱状態です。営業マンも設計担当もまだまだよくわかっていない部分が多いです。
エアコンで実績のある大手家電メーカーの開発したシステムなので性能は良さそうですが、この後施主・設計・営業を悩ませるややこしい制約がいろいろ判明します。私はパナホームの人達に対してこの「良さそうだけけど手間のかかる」エアロハスのことを「どら息子」と呼んでいます。ややこしい制約についてはまたお話ししたいと思います(エアロハスについてはカテゴリを作っていますのでそこから記事にたどり着けます)。

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※パナホーム サイトより